こんにちは、喜多いつきです。
最近おもしれー漫画見つけたので紹介します。「MYS」って漫画なんですけど。正直爆推しです。
これ書いてる時点ではまだ12話しかないのですぐに読めます。ぜひぜひ。
個人的に今年読んだ漫画の中ではメダリストに並んで一番おもしれーです。
後述しますが、俺が好きな漫画ってこんな漫画やっ、て漫画です(?)
つい先日コミック第一巻が発売されたようで、マガポケで全話無料で読めますが、リスペクトと応援も込めて買ってきました!

ちな私事ですが、一巻の発売直後に即購入した漫画は推しの子以来です。そのくらい面白いし期待してます!!
題材は建築です。まぁあまり見ないジャンルだとは思います。
めちゃざっくり説明すると、建築学科の主人公が社会人になってうんぬんかんぬん頑張ってる漫画です。
正直読んでみようと思ったきっかけはこの題材に興味があったからではなく、主人公の前阪七三の見た目が単純に好みだったからです。可愛くない??可愛い。(断定)
反して内容は実はあまり可愛くはなくて、ゴリっゴリに本格的な建築漫画です。建築の専門知識?とか、かなりマニアックなところまで触れています。たぶん建築齧ったことある人にはブッ刺さるのでしょう。
とて、建築の知識が全くNothingの私でも理解できるくらい、分かりやすく説明がされていると思います。そういう丁寧さが、この漫画の好きなところの一つです。テンセグリティすこ…
はい、ではこの漫画の好きなところ、私なりに咀嚼して考えてきました。大きく3つ挙げます。
あ、連載して間もない漫画にネタバレもクソもないと思うので、そこは配慮しないでいきますね。
1つ目は、作り込みのレベルが鬼、です。
1話を読めばすぐに分かるところだとは思いますが、七三のプレゼンの内容とか詳細に考えられているし、賞賛や批判の意見もすごくよく考えられているなぁと感じます。
あと作画も丁寧で、細かいところまで気を配られているのを感じます。
12話は特にすごい。新入社員5名に対して塔状構造物を作成する課題が出るのですが、製作者5人の個性や性格がそれぞれ反映された原理、特徴を持つものになっていて、これは度肝を抜かれました。
毎話毎話どうやって考えられているんだ本当に…。おれがWOWだわ。
まぁ逆に、少し心配になる点ではなりますが…。おそらく連載前に相当に練り込まれたシナリオを序盤で展開して、中盤のクオリティというか練度が落ち気味に感じる漫画はいくつか知っています。
この漫画が今のクオリティを維持し続けたまま更新されていったとしたら、紛れも無い神漫画になると思います。
2つ目は、呆れるほどのリアル描写です。
個人的な好みになりますが、私はリアルに近いコンテンツは面白いと感じる傾向になります。
逆にいうと異能や特殊能力、超常現象などが出てくるものはあまり得意な領域ではありません。
嫌いとは言わないです。例えば、君の名は、とか超常現象だけどめちゃ好きです。
で、MYSも現実に限りなく近く、実際にある建造物や計画を例に挙げることも少なくないです。
平面詳細図?矩計図?とか、正直よく分らないですが、そうやって建築は成立しているのだなぁと。勉強になることが多い。
直島行ったことありますが、チラッと出てきた時は嬉しかったです。にちゃにちゃ(独り言)
他には作中、七三の勤務時間が分かる描写がありますが、あれは同じ社会人としてはうぐぐ、となるところでしたね。あと上司に耐えきれず、恨みながら退職したていった先輩が出てきたり。うぐぐ…。
建築業界はブラックとはよく言われているところではありますが、そういうあまり触れにくい苦い部分もどんどん描いていってほしいです。
3つ目は、主人公の前阪七三のキャラ魅力です。多分これが私がこの漫画に魅力を感じている一番のポイントかなと思っていますので、ここはかなり語ります。正直恋です。(???)
まず見た目が好きです。なのですが、それ以上にこのキャラクターの内面へのリスペクトが止まりません。
まず、メンタルが激強です。卒業設計では作品の作製中に研究室の後輩が誤って模型をぶっ壊してしまい、かなり絶望的な状況になるのですが、七三はその後輩を責めるなど全くしません。
即切り替えて作業を始めるし、なんならやらかしたその子を慰めます。人間できすぎている…。
神より心強いわ、というシーンがありますが僕は貴方が神だと思います。(???)
後に入社する会社では、出てくる上司や同期が軒並みめちゃくちゃ優秀です。七三も卒業設計で入賞するなどかなり優秀だとは思いますが、比較すると劣っている部分が多い。
大抵の作品のキャラは周りと比較して「自分ってなんでこんなにできないんだ…」と病む展開になりがちですが、メンタル激強な七三は安直に病んだりしません。
むしろ劣等感をバネに強くなれるタイプでもう尊敬の念が止まりません。
そして、コミュ力激強です。それによる人望や人脈もまた激強です。
同期で同設計室の吉倉美國はとっかかりにくい性格をしていますが、七三の方からアクションとってすぐに打ち解けるし、同期を集めて前阪会を開いたりとかやっちゃう控えめに言っても神のコミュ力。
ちなみに私は同期飲みとか誘われても平気で断っちゃいます。ごめん七三…。
大学時代は研究室の後輩たちをまとめて率いている描写がありますが、その後社会人となり、仕事でピンチになった時にはその研究室の後輩に助けを求める場面があります。
人から頼られることも頼ることもできる。これ簡単にできることじゃないです。
本当にZ世代でしょうか?持っている特徴が真逆すぎてもう笑えてくるまである。
でもこういう人に、人はついて来るんだなぁと、しみじみ感じました。
読み進めるごとに七三の魅力がどんどん出てきてそれがもう楽しいです。
まだこの倍は語れますが、長くなるので終わろ。以上が私の考える、MYSの推せる理由です。
ところで、タイトルの「MYS」の意味ってなんでしょうね。現時点ではあまりよく分かりません。
登場するキャラクターのうち、前阪のM、吉倉のY、四村のSの説が今のところ有力らしいです?
最後に、これまた自分語りになりますが、冒頭で話した俺が好きな漫画ってこんな漫画っていうのを言語化すると、ずばりキャラクターが頑張る漫画です。
そこに共感して感動の涙を流します。
メダリストとか、響けユーフォニアムとか、ガールズバンドクライとか、宇宙よりも遠い場所とか、この辺まじでたまらん好き好き。花田十輝は神だと。(話題脱線)(ヲタク早口)(ヲタクの悪いところ)
この漫画にも似たような血を感じます。本当に伸びてほしいです。
気づいたらかなり書き殴っていたので終わります。最後まで読んでいただきありがとうございました!!!漫画も読んでね!!!!
fin.
毎週月曜日、会社のトイレでこの漫画の更新分を読むところから1週間が始まります。最高

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